石鎚本教

石鎚本教は昭和21年、石鎚信仰の神仏混淆という特殊性などを生かすために、石鎚神社の傘下宗派として創立されました。

石鎚本教の教義は、あくまで神社神道、神ながらの「誠の心」にあります。
したがって、特に別派独立した「語る宗教」ではありません。「行動の宗教」です。
実践で自らが悟るために、我が身に敢えて難行、苦行を課し、大自然と融和、近神し、神威を畏み、
霊峰石鎚山の一木一草になりきるために頂上を目指します。

霊峰石鎚山に登拝することにより、数々の体験を重ね、神の導きが得られるところから、
石鎚山そのものが教祖・教典であり、登拝の行程から得られる「修祓、修行、鎮魂」こそが石鎚本教の教えです。

石鎚本教の組織としては、神社の崇敬組合を教区として、全国に宗教法人による所属教会を設立し、
教師を養成して、石鎚信仰の布教、教化に努めています。

教会

現在、全国に約100ヶ所の石鎚本教所属教会を有し、教勢により以下の階級に分けています。
なお、教会設立については、礼拝所、役員、教師、信徒数など、規定に定める条件をそなえた団体の申請をうけて審査し、
石鎚本教管長の認証を得て設立されます。

  • 直轄大教会

    一等教会

    準一等教会

    二等教会

    準二等教会

    三等教会

    準三等教会

    四等教会

遥拝所

霊峰石鎚山を遥拝するため、神社規則にしたがい、その地域の先達を中心に崇敬者が場所を定め、社殿を設け、
本社より御神像をむかえてお祀りし、祭典を執行して御神徳を仰ぐところで、明治以来全国に開設されています。

遥拝・・・遠く離れた場所から拝むこと