石鎚神社 石鎚神社 石鎚神社

三十六王子社 祈願納め札奉納

本社より頂上社に登る道中には、石鎚山にちなむ三十六王子の小祠が祀られています。
毎年10月下旬、その一社一社に皆様より奉納いただきました納め札を納めて参る巡拝行(3泊4日)を行っています。
石鎚山三十六王子社は石鎚神社第13代宮司・十亀和作氏の発案によって古文書調査、聞き取り調査が行われ、
昭和38年の実踏調査でその存在を明らかにしました。
同46年に、信者約10人(現在は約50人限定)による初の巡拝を実施。
石鎚信仰文化の核心ともいえる石鎚古道はよみがえり、今に引き継がれています。
王子社は、神仏混淆(しんぶつこんこう)時代のなごりで、子供の姿で現れた神様が祀られ、
深い森に息づくそれぞれの物語が寄り添うように語り継がれています。
登拝者は三十六の物語を追いかけながら、祈りを捧げ、西日本最高峰の霊峰、石鎚山天狗岳を目指します。


法螺貝と鈴の音に励まされて、野山を歩き、渓を越え、祈りを重ねていくなかで、
心の垢は洗い落とされ、無理のない自分がよみがえります。
心の眼は内面をより深く見つめ、人と人の絆のありがたさに気付かされるからでしょう。
古道は、歩み行くほどに心が磨かれ、さわやかになる道場なのです。

祈願札(納め札)

全国の信徒が心身を浄め、一筆一筆に祈りを込め書き綴った納め札を代参者として預かり、3泊4日の行程で巡拝して納めます。
代参者とは参拝できない方の代わりにお参りをする人のこと。
巡拝する代参者が各王子社に到着すると掃除し、幟旗を立てたうえで、お供えや祈願札を納めます。

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