石鎚神社 石鎚神社 石鎚神社

石鎚信仰の教え

役(えん)の行者(ぎょうしゃ)の開山以来、石鎚信仰は、霊峰石鎚山に登拝することに始まりました。
御山そのものを神(神体山)として仰ぎ登拝するなかには、次の三つの教えがあります。

修祓(しゅばつ)

まず、石鎚山へ登拝するには、海や河、滝に入り、禊(みそぎ)をして心身の不浄を除きます。これを修祓といい、人間浄化の第一歩です。

修行(しゅぎょう)

次に、清浄を意味する白衣に身をつつみ、登拝しますが、頂上への参道には、試しの鎖、第一、第二、第三の鎖(合計距離、約230メートル)と御鎖の行場があります。
険しい岩場にかかるこの御鎖にすがる時こそ、邪心を捨て、無我の境地を体験する、まさに命をかけた行(ぎょう)です。

鎮魂(ちんこん)

この命がけの行、無我の境地を過ぎて頂上に達すると、人間は自然と一体となり、神の心にふれ、神人合一のすがすがしい境地になって心が鎮まります。この境地こそが鎮魂です。
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